ゴルフ場で働くメリット【元キャディの経験談】「隣の芝は青い」は本当?今の環境の「良いところ」再発見のススメ【人生の転機を考える】

ゴルフ

40歳で10年間務めた事務職からキャディへと転職し、11年間ゴルフ場でキャディを務め、51歳で再び異業種へ転職した私の経験から、仕事とは?人生とは?生きている意味は?と深掘りをしてみました。

「キャディさんって、体力的に大変そう…」
そんなイメージを持たれがちなキャディの仕事ですが、実はやってみて初めてわかる“隠れたメリット”がたくさんあるんです。
私は11年間キャディとして働きましたが、辞めてみてそのありがたさを痛感しています。今回は、そんなキャディ(ゴルフ場勤務)ならではの魅力やメリットをご紹介します。

この先転職を考えているあなたに、また、転職は考えていなくても、これから先の生き方を模索しているあなたに、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

ゴルフコースが「練習場」に?社員特権で叶う、贅沢なゴルフライフ

仕事終わりや休日にそのままコースを回れる環境は、ゴルフ好きにとって夢のような特権。
「今日はアプローチを重点的に練習しよう」とか「このホールだけ繰り返したい」といった、通常では考えられないような練習が可能なんです。

なんと言ってもリアル芝!で練習ができる!とても貴重ですよね。練習場のマットとは全然違います。

そして最大の魅力は、グリーンでボールを転がせる!
ゴルフ場のコース管理において、最も繊細な手入れと高度な技術が求められるのがグリーンです。その美しいグリーンで練習させていただける、なんとも贅沢な時間をたくさん過ごしました。

実際のコースで練習できることこそ、一番の魅力であったのではないかと思います。

驚きの社員価格!ゴルフプレー代における経済的メリットとは?

社員割引でプレー代がかなり安くなるのも大きな魅力。
ゴルフはお金がかかるスポーツだからこそ、この特典は本当にありがたいです。
月に何回ラウンドしてもお財布にやさしいのが◎!

いろんなゴルフ場に行きたいのはもちろんですが、ただ、ゴルフができるだけで幸せを感じられる私にとっては、大きなメリットでした。

「ゴル友」が自然と増える!ゴルフ場で築く新しい人脈と仲間たち

同じ職場にゴルフ好きが集まっているから、自然と「今度一緒に回ろうよ!」と話が盛り上がる。
仕事だけの関係ではなく、共通の趣味でつながる仲間ができるのも嬉しいポイント。


時には「人手が足りないから、一緒にどう?」と声をかけられ、初めて会う方々とラウンドすることも。最初は緊張しても、共通の趣味「ゴルフ」があるから会話は弾み、自然と「ゴル友」ができていきます。年齢も職業もバラバラな人たちと、美しいグリーンを共に回り、時には冗談を言い合い、ナイスショットを称え合う。そんな経験が、普段の生活では得られない新しい人脈かけがえのない仲間を築き上げてくれるんです。

ゴルフは単なるスポーツではなく、人との出会いを育む場所。ここでの繋がりは、人生をより豊かに彩ってくれるのです。

平日休みを最大限に活用!ゆとりある生活でリフレッシュ

一般企業と違い、平日休みが多いのも特徴。
混雑を避けて買い物や外出ができたり、美容室や役所などの用事もスムーズに済ませられます。
仕事量やシーズンによっては、月の休みが意外と多く取れることも!

ゴルフの知識が格段にアップ!現場で学ぶ「生きたゴルフ」

お客様と接する中で、ゴルフのルールやマナーはもちろん、クラブの選び方からコース戦略、さらには最新ギアの情報まで、現場で身をもって学べ実践的な知識が自然と身につきます。

お客様のプレーを見る中でも「こういう攻め方もあるんだ!」という発見もあり、自身のスコアアップにもつながることも!

ゴルフの考え方、楽しみ方なども含め、学べることはたくさんあります。

毎日がもっと楽しくなる!ゴルフ場勤務で得られる充実感とやりがい

知識があることで、ゴルフ好きの方との会話もスムーズに!
ゴルフを通して人との距離が縮まる感覚が心地よかったです。

ゴルフ好きにとっては、「コースにいるだけで楽しい」感覚がありました。
青空の下で過ごす毎日、四季折々の景色、心地よい汗をかける仕事。
もちろん大変なこともありましたが、心から「好き」を仕事にできていたなと思います。

健康的に体を動かせる(運動不足解消)

ゴルフ場での勤務は、まさに「動く」仕事。広大なコースを歩き回り、時に重いゴルフバッグを運ぶこともあります。デスクワーク中心の仕事ではなかなか得られない、健康的な運動量を毎日自然と確保できるのが大きな魅力です。気づけば、運動不足が解消され、体が引き締まり、心地よい疲労感とともに質の良い睡眠が手に入ることも。ゴルフ場は、まるで巨大なフィットネスジム。お客様の笑顔をサポートしながら、あなた自身の心身もリフレッシュできる、一石二鳥の環境です。

季節の移ろいを感じながら仕事ができる

ゴルフコースは、その名の通り「自然」の中にあります。春には桜が咲き誇り、夏には鮮やかな緑が目に眩しく、秋には紅葉がコースを彩り、冬には澄んだ空気と静けさが漂います。室内での仕事とは異なり、四季折々の美しい景色を間近に感じながら働けるのは、ゴルフ場勤務ならではの贅沢です。鳥の声、風の音、土の香り…五感で自然を感じることで、日々のストレスが軽減され、心身ともにリフレッシュできるでしょう。季節の移ろいとともに変化するコースの表情は、毎日を新鮮な気持ちで迎える喜びを与えてくれます。

あなたの職場、本当に「嫌な場所」ですか?〜環境を俯瞰する視点のススメ

「もう辞めたい」「なんで私だけこんな目に…」日々の仕事や人間関係で不満が募ると、ついそう考えてしまいますよね。しかし、本当にその職場は「嫌な場所」なのでしょうか?もしかしたら、不満ばかりに目を向けて、隠れたメリットを見落としているだけかもしれません。

私はゴルフ場勤務を辞めて、そのことに気づきました。もちろん、辞める決断をしたからこそ見えたメリットもありますが、当時は不満にばかりフォーカスしていたな、と今なら思います。

環境を変えることは、たしかに人生の大きな決断です。転職、離婚、コミュニティからの離脱…。けれど、その一歩を踏み出す前に、一度立ち止まって、今の状況を「俯瞰(ふかん)する目」で見てみませんか? 友人や家族の悩みを聞くように、あるいは映画の登場人物になったつもりで、冷静に、客観的に自分の職場を見てみるのです。

紙とペンを用意して、不満だけでなく、「ここが良いな」「実は助かっているな」と感じる点を、どんな小さなことでもいいので書き出してみてください。職場の立地、通勤時間、同僚の人柄、仕事内容で「嫌いではない」部分、福利厚生、休憩時間の過ごしやすさ、学びの機会…意外な発見があるかもしれません。

もし、書き出してみた結果、やはり「ここは自分に合わない」と確信できたなら、それは素晴らしいことです。自信を持って次のステップに進むための「納得」が得られた証拠だからです。でも、もし「案外、悪くないかも?」と感じられたら、それは今の場所で幸せを見つけるヒントになるはず。

環境を変えることはいつでもできます。でも、その前に**「今の場所の価値」**を見つめ直す勇気を持つことで、あなたの人生はより豊かになるかもしれませんよ。

最高の「次」へ!本当にダメなら行動する勇気を持とう

ここまで、今の環境を見つめ直す大切さ、そして私自身がゴルフ場勤務から得た多くのメリットについてお話ししてきました。もしかしたら、あなたは「自分の職場にも、意外な良いところがあるのかも」と、少しだけ前向きな気持ちになれたかもしれません。

でも、もし。

あらゆる角度から今の職場を、環境を、人間関係を、そして自分自身の心の状態を客観的に見つめ直した結果、「やはりここには、もう自分の居場所はない」「どうしても譲れない理由で、続けることができない」と、あなたの心が確信したのなら、どうか自分を責めないでください。

それは、決して「逃げ」ではありません。

むしろ、それは**「自分にとって最高の次」を見つけるための、必要な決断**です。

環境を俯瞰する視点を持つことは、無駄な転職や後悔を防ぐ知恵です。しかし、その知恵を最大限に活用してもなお、「この場所ではない」という明確な答えが出たのであれば、その直感を信じる勇気を持ってください。

50代からの人生は、まだまだ無限の可能性を秘めています。どんな状況でも、「今の自分」を俯瞰し、そして「最高の次」のために行動する勇気さえあれば、新しい道は必ず開きます。

さあ、あなたの直感を信じて、一歩踏み出してみませんか?あなたの未来は、きっと輝いています。

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